CR704状況起因処理まとめ
2013年10月11日前回言ってた状況起因処理のまとめ。ターン起因処理については前回前々回で説明してるため、割愛します。総合ルールで読みたい方はCR703をご参照ください
参考資料並び引用元は
http://mjmj.info
になります
ターン進行の手順
ステップやフェイズの流れは
ターン起因処理
↓
状況起因処理
↓
誘発型能力をスタックに載せる
↓
アクティブプレイヤーが優先権を得る
で構成されている。前回日記では散々ターン起因処理を行った後誘発を乗せるだの開始時の誘発はターン起因処理の後に乗るだの言ってるがこれは正確ではない。 厳密にはその間に状況起因処理を挟む。
全てのターン起因処理を終えなければ状況起因処理はチェックされないし、発生している全ての状況起因処理を終えるまでは誘発している誘発型能力はスタックに置かれない。
呪文の解決を挟んだ場合の手順も、これとほとんど変わらない
呪文ないし能力の解決
↓
状況起因処理
↓
誘発型能力をスタックに載せる
↓
アクティブプレイヤーは優先権を得る
となるだけである。
状況起因処理抜粋
・プレイヤーの敗北(ライフ、山札切れの状態からドロー、毒の三種。それ以外の敗北は状況起因処理ではない)
・戦場以外にあるトークンの消滅(「戦場以外の領域に置かれている」時に発生。トークンでも死亡が誘発するのはそのため)
・呪文のコピーがスタック以外の領域に存在する場合、消滅する。
・致死ダメージを受けているクリーチャーを破壊(致死ダメージとは、クリーチャーのタフネスの値。ダメージの合算がこれを超えたら致死ダメージ)
・タフネス0以下のクリーチャーが墓地に置かれる(「破壊」ではなく「墓地に置かれる」破壊不能が意味をなさないのはこのため)
・忠誠度0以下のプレインズウォーカーが墓地に置かれる
・「プレインズウォーカーの唯一性ルール」「レジェンドルール」「ワールドルール」の適用(CR704.5j 704.5k 704.5m参照)
・オーラが不正な対象に付いていたり付けられた先が存在しない場合、墓地に置かれる。
・装備品や城砦が不正な対象に付いていた場合、外れる
・+1/+1カウンターと-1/-1カウンターの相殺
アーチエネミーや統率者などの場合は更に追加されることになる。一覧はCR704.5以下を参照。
また、状況起因処理の適用には以下の細則もある。CRより引用
704.6. 複数の状況起因処理が同時に同じ結果をもたらす場合、単一の置換効果によってその全てが置換される。
例:「あなたがこのゲームに敗北する場合、代わりにあなたの手札とあなたの墓地とあなたがオーナーであるすべてのパーマネントをあなたのライブラリーに加えて切り直し、その後カードを7枚引き、あなたのライフの総量を20点にする。」という《死者の鏡》をコントロールしている時に、ライブラリーの残り枚数が1枚であり、ライフの総量が1点である。この場合にカードを2枚引き、2点のライフを失うという呪文の効果が処理されたとすると、次の状況起因処理のチェックによって、rule 704.5a と rule 704.5b の2つの条項によってゲームに負けることになるが、《死者の鏡》はその両方の負けを置換し、あなたはゲームを続けることになる。
704.7. 状況起因処理の結果として、他の状況起因処理が行なわれるのと同時にパーマネントが戦場を離れた場合、そのパーマネントの最後の情報は、それらの状況起因処理を行なう前の情報を用いる。
例:プレイヤーが+1/+1カウンターが1個乗っている状態の不死を持つ1/1クリーチャー《若き狼》をコントロールしている。呪文によって、《若き狼》に、-1/-1カウンターが3つ乗せられた。状況起因処理が行なわれる前の状態では、《若き狼》には+1/+1カウンター1つと-1/-1カウンター3つが乗っている。状況起因処理の結果、《若き狼》は墓地に置かれる。戦場にあった最後の時点では+1/+1カウンターが乗っているので、不死は誘発しない。
実際の運用
Aが波使いと2体のエレメンタルトークンを、Bが血の芸術家をコントロールしていたとする。Bは波使いを対象にファリカの療法を唱えた。
①まずファリカの療法が解決され、墓地に置かれる
②波使いが致死ダメージを受けているため、破壊される
②は先述の通り、状況起因処理である。しかし、この状況起因処理によって再度状況起因処理が発生することになる(エレメンタルトークンのタフネスが0になっている)
なお、②の時点で血の芸術家の能力は誘発しているが、まだスタックには積まれない。誘発型能力がスタックに積まれるのは、全ての状況起因処理を終えてからである。
③タフネスが0以下のため、全てのエレメンタルトークンが同時に墓地に置かれる
④墓地にトークンカードがあるため、それは消滅する
⑤血の芸術家の誘発型能力が3つ、スタックに積まれる。積む順番はBが決める
④までですべての状況起因処理の解決が終わったため、ようやく血の芸術家の誘発型能力がスタックに積まれる。3つの誘発は誘発したタイミングは違えど、あくまで全ての状況起因処理を終えた後で同時にスタックに積まれる。
優先権は⑤の後でようやく発生する。
参考資料並び引用元は
http://mjmj.info
になります
ターン進行の手順
ステップやフェイズの流れは
ターン起因処理
↓
状況起因処理
↓
誘発型能力をスタックに載せる
↓
アクティブプレイヤーが優先権を得る
で構成されている。前回日記では散々ターン起因処理を行った後誘発を乗せるだの開始時の誘発はターン起因処理の後に乗るだの言ってるがこれは正確ではない。 厳密にはその間に状況起因処理を挟む。
全てのターン起因処理を終えなければ状況起因処理はチェックされないし、発生している全ての状況起因処理を終えるまでは誘発している誘発型能力はスタックに置かれない。
呪文の解決を挟んだ場合の手順も、これとほとんど変わらない
呪文ないし能力の解決
↓
状況起因処理
↓
誘発型能力をスタックに載せる
↓
アクティブプレイヤーは優先権を得る
となるだけである。
状況起因処理抜粋
・プレイヤーの敗北(ライフ、山札切れの状態からドロー、毒の三種。それ以外の敗北は状況起因処理ではない)
・戦場以外にあるトークンの消滅(「戦場以外の領域に置かれている」時に発生。トークンでも死亡が誘発するのはそのため)
・呪文のコピーがスタック以外の領域に存在する場合、消滅する。
・致死ダメージを受けているクリーチャーを破壊(致死ダメージとは、クリーチャーのタフネスの値。ダメージの合算がこれを超えたら致死ダメージ)
・タフネス0以下のクリーチャーが墓地に置かれる(「破壊」ではなく「墓地に置かれる」破壊不能が意味をなさないのはこのため)
・忠誠度0以下のプレインズウォーカーが墓地に置かれる
・「プレインズウォーカーの唯一性ルール」「レジェンドルール」「ワールドルール」の適用(CR704.5j 704.5k 704.5m参照)
・オーラが不正な対象に付いていたり付けられた先が存在しない場合、墓地に置かれる。
・装備品や城砦が不正な対象に付いていた場合、外れる
・+1/+1カウンターと-1/-1カウンターの相殺
アーチエネミーや統率者などの場合は更に追加されることになる。一覧はCR704.5以下を参照。
また、状況起因処理の適用には以下の細則もある。CRより引用
704.6. 複数の状況起因処理が同時に同じ結果をもたらす場合、単一の置換効果によってその全てが置換される。
例:「あなたがこのゲームに敗北する場合、代わりにあなたの手札とあなたの墓地とあなたがオーナーであるすべてのパーマネントをあなたのライブラリーに加えて切り直し、その後カードを7枚引き、あなたのライフの総量を20点にする。」という《死者の鏡》をコントロールしている時に、ライブラリーの残り枚数が1枚であり、ライフの総量が1点である。この場合にカードを2枚引き、2点のライフを失うという呪文の効果が処理されたとすると、次の状況起因処理のチェックによって、rule 704.5a と rule 704.5b の2つの条項によってゲームに負けることになるが、《死者の鏡》はその両方の負けを置換し、あなたはゲームを続けることになる。
704.7. 状況起因処理の結果として、他の状況起因処理が行なわれるのと同時にパーマネントが戦場を離れた場合、そのパーマネントの最後の情報は、それらの状況起因処理を行なう前の情報を用いる。
例:プレイヤーが+1/+1カウンターが1個乗っている状態の不死を持つ1/1クリーチャー《若き狼》をコントロールしている。呪文によって、《若き狼》に、-1/-1カウンターが3つ乗せられた。状況起因処理が行なわれる前の状態では、《若き狼》には+1/+1カウンター1つと-1/-1カウンター3つが乗っている。状況起因処理の結果、《若き狼》は墓地に置かれる。戦場にあった最後の時点では+1/+1カウンターが乗っているので、不死は誘発しない。
実際の運用
Aが波使いと2体のエレメンタルトークンを、Bが血の芸術家をコントロールしていたとする。Bは波使いを対象にファリカの療法を唱えた。
①まずファリカの療法が解決され、墓地に置かれる
②波使いが致死ダメージを受けているため、破壊される
②は先述の通り、状況起因処理である。しかし、この状況起因処理によって再度状況起因処理が発生することになる(エレメンタルトークンのタフネスが0になっている)
なお、②の時点で血の芸術家の能力は誘発しているが、まだスタックには積まれない。誘発型能力がスタックに積まれるのは、全ての状況起因処理を終えてからである。
③タフネスが0以下のため、全てのエレメンタルトークンが同時に墓地に置かれる
④墓地にトークンカードがあるため、それは消滅する
⑤血の芸術家の誘発型能力が3つ、スタックに積まれる。積む順番はBが決める
④までですべての状況起因処理の解決が終わったため、ようやく血の芸術家の誘発型能力がスタックに積まれる。3つの誘発は誘発したタイミングは違えど、あくまで全ての状況起因処理を終えた後で同時にスタックに積まれる。
優先権は⑤の後でようやく発生する。
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